利益準備金を積み立てる狙いは、利益の過度な社外流出を防ぎ、財務基盤を強化することにあります。 なので、その使途も、資本の欠損※の補填か、資本金への組み入れに限定されてきました。 ※累積損失が膨らむなどして資本金と法定準備金の合計額が株主資本を下回ってしまった状態のことです。
資本準備金は、株式発行額のうち資本金に組み入れなかった金額や減資・合併差益など、資本取引に伴い発生した剰余金を積み立てるもので、利益準備金よりはやや緩いですが使途は限定されています。
2001年4月の商法改正によって、株主総会の決議があれば、法定準備金の総額から資本金の4分の1の額を差し引いた額を上限として、法定準備金を取り崩すことができるようになりました。
取り崩した法定準備金は、配当可能利益に組み入れることができるようになったほか、金庫株を取得するための原資にも使えるようになりました。
売買回転率というのは、ある期間の売買高を上場株数で割ったもののことをいいます。
□最高料率