権利付きというのは、権利落ち前のことをいいます。 つまり、配当や新株の権利分が株価に織り込まれているので、株価は権利落ち後よりもその分だけ高いということです。 権利付きは、主として新株権利付きの場合に用いられ、配当落ち前の場合は配当付きといいます。
現引きというのは、信用取引で買い方が反対売買せずに、購入代金を支払って、株式を引き取り決済することをいいます。
権利付き逆算値というのは、権利落ち後の旧株の相場に新株のプレミアムを加えて権利付きに逆算した理論株価のことです。 また、この方法により権利落ちを修正するのを「権利付き逆算法」とか「権利付き還元法」といいます。ちなみに、その算式は次の通りです。 ⇒ 権利付き逆算値=(Pn−V)×N+P0 ■P0:権利落ちの旧株の価格 ■Pn:新株の価格 ■V:新株払込金 ■N:旧株1株に対する新株割当数 なお、株式分割の場合の権利付き逆算値もこの算式にあてはめれば、すぐに計算できます。
□合併差益の柔軟化