共益権とは、経営が改善されて株主全体の利益につながるようなものをいいます。なお、自益権は、その権利の行使により株主それぞれが個別に利益を受けるものをいいます。
代表的な共益権としては、経営参加権があげられます。これは、具体的には、次のようなものです。 ■株主総会で議決権を行使すること ■取締役の行為差し止め権 ⇒ 取締役の行為が会社に損害を与える恐れがあるときにその行為を差し止める権利 ■株主代表訴訟提起権 ■取締役会議事録や計算書類等の閲覧権...など
株主総会というのは、会社の意思決定の最高機関のことをいいます。この株主総会において、株主は持ち株に応じて議決権を行使し、経営に参加します。
株主総会には、決算期ごとに定期的に開く定時株主総会と、必要あるごとに臨時に開く臨時株主総会とがあります。
株主総会は、取締役会が召集しますが、臨時総会は清算人会や少数株主※の請求により召集することもあります。 ※6か月前から引き続き発行株数の3%以上に当たる株式を持つ株主です。
□エクイティスワップ