米国ではどうですか?
米国では1933年に、証券法の会計規則により、上場企業に連結財務諸表を提出させることになりました。
日本ではどうですか?
日本での連結決算の作成・提出が義務づけられたのは、1977年4月から始まる事業年度からです。また、1984年3月期からは持ち分法の適用も義務づけられ、ようやく連結決算の体制が整ったといえます。
さらに、単独決算中心から切り替わったのは、2000年3月期からで、有価証券報告書の内容が連結決算主体になりました。
なお、同時に持ち株比率が50%以下でも、経営権を実質的に支配している会社は連結対象にしなければならないなど、実質支配基準の導入により、連結対象はさらに拡大しました。
連結納税制度の導入について
2002年度に連結納税制度が導入され、日本企業の会計制度も時価主義会計の導入などと合わせて、ようやく国際標準に追いついたといえます。
|