無額面株とはどのようなものですか?
無額面株というのは、株券に額面金額が記載されていない株式のことをいいます。具体的には例えば、50円とか500円といった金額が記載されていない株式です。
単元株制度の導入で廃止に
2001年10月施行の改正商法により、単元株制度が導入されたことに伴い、額面株式は廃止となり、株券はすべて無額面株式となりました。
米国の無額面化について
市場に流通している株式の時価は額面とは乖離していることから、額面を記載する意味はないということになり、米国で無額面化が進みました。
ちなみに、日本では1950年の商法改正により、無額面株式を発行できるようになりましたが、実際に発行したのは、次のような企業くらいと数か少なく、なかなか定着しませんでした。
■玉井商船
■住友金属工業
■富士観光
■三菱倉庫...など |