法人株主とはどのようなものですか?
法人株主というのは、法人として会社の株主となっているもののことをいいます。具体的には、銀行など取引先金融機関や事業会社、投資信託など機関投資家を指します。
法人株主と持ち合いの解消
日本企業は、金融機関や取引先に株式を保有してもらい、安定株主作りを進めてきました。
しかしながら、バブル経済の崩壊により、保有する株式の価値が下落し、金融機関を中心に大きな損失を被りました。そこで、企業と法人株主は、相互に株式を保有する「持ち合い」の解消に動いたのです。
ちなみに、東京証券取引所などがまとめた2005年の株主分布調査によりますと、金融機関と事業法人の株式保有比率は10年前と比較して合計でおよそ15%減少したということです。 |