有価証券というのは、一定の価値、財産権を表す証券のことをいいます。 また、有価証券の代表として、株券や債券などがありますが、これらには、証券取引法では「資本証券」といわれ、投資信託、貸付信託の受益証券も含まれます。
広義の有価証券といった場合には、次のようなものも含まれます。 ■貨幣証券 ⇒ 貨幣、小切手などです。 ■物財証券 ⇒ 船荷証券、倉庫証券などです。
有価証券取引税というのは、1953年の税制改正で設けられた有価証券の譲渡に対する課税です。 具体的には、譲渡者は、譲渡価格※に対して一定率の税額を徴収されていました。 ※交換などのときには時価です。
米国をはじめ大半の先進国には、有価証券取引税のような税金はなく、国際化時代における市場の発展を妨げるものとして、証券業界などから廃止要求が強く、1999年4月に先物・オプション取引にかかわる取引所税とともに廃止されました。
□公開前規制